今回は藤本 茂さんのトレードを勉強していきましょう。
決算に期待して購入のコツ
自社株買いが決算発表と同時にあると、株価上昇の好材料となる。
銘柄は 4063 信越化学工業 2023年3月期純利益が過去最高。中長期的に業績の拡大が期待できる。塩化ビニル樹脂、シリコンウエハー等の世界的シェアーがある。
ジーテクト ホンダ系 車体プレスメーカー
株主資本配当率(DOE)を指標として導入。株主資本に対する配当総額の割合のことで、2023年3月は1.6% 2026年は2.0% 2031年は3.0%を目指すことが発表され、年初以来の最高値を更新。
この2社は仮に上がらなくても、いつかは必ず上がる株ということ
決算で上がるかもしれない、しかし今後の見通しは暗い株は手を出すべきではない。
最高のタイミングで買う、売るは難しい。
天井で売り、底値で買うことを目指してはいけない。
藤本さんがこれまでに一番多く取引しているのは
7220 武蔵精密工業とのことです。
増収 増益 増配に着目
売上が増え、利益が増え、利益が配当に回っているかどうか。
デイトレーダーは短期的な値動きで売買を繰り返しますが、長期的な利益をあまり気にしないデイトレーダーいますが間違いである。
長期的に成長が見込まれる株を買うことが大切。
利益の種類を知る
営業利益
売上総利益から販売費や一般管理費を差し引いたもの。
本業で稼いだ利益を指します
経常利益
営業利益から配当金や利息の支払いを差し引いたもの。一見売上が良くても経費が多ければ会社に残るお金も少なくなってしまいます。企業の状況を最も把握しやすい数字と言えます。
純利益
経常利益に本業以外の利益を足したり、税金を差し引いたりして、全ての支払いを済ませた結果として最後に残ったお金のこと。
経常利益、純利益を見ることが大切。
経常利益は会社の収益力を示すもので重要。
純利益はたまに臨時の収入が入ったり、一時的な損失を出したりしたケースもあるので不十分。しかし株主にとっては純利益が重要。配当金の支払い余力になる為です。
配当利回りは3%あればいい方だと思います。
藤本 茂さんルール1:2:6のルール
これは良さそうだ 打診買 1000株
やっぱり良さそうだ 買い増し 2000株
これはいける 思い切って買い増し 6000株
自社株買い
増収 増益 増配に次いで重視しているのは 自社株買い。
なぜ自社株買いがいいのか?
自社株を買うと、市場に出回る発行済み株式数は減少します。そうすると同じ利益であれば、市場に流通している1株あたりの利益は増加します。
市場での株価が割安かどうか、判断するための指標であるPER
PER(株価収益率)=株価➗1株当たりの純利益(EPS)
PERは平均15倍程度とされており、この値が高いと割高、低いと割安と判断されます。
具体的には株価が1000円で、1株当たりの利益EPSが100円だとすると、PERは10倍です。
それが、1株当たりの利益が150円まで上がると、PERは6.7倍になり、10倍まで買い求められるとなると、株価が1500円になるという計算です。
自社株買いは、3月決算の会社が。本決算発表のタイミングに合わせて公表するケースが多く、4月、5月に自社株買いの発表が増える傾向にあります。
注意点としては、自社株買いが好材料ですが、下がる株もあります。
特徴としては、仕手株操作により、それまでに上がり切っている場合もあります。
これは秋からのチャートで、一定まで仕手株で上昇して、好決算の翌日から大きく下がっています。下がった後は元のところには帰る兆しが見えません。
これが自社株買いが発表される15分前までのチャートです。
自社株買いの発表と同時に上げると思った株主に、売りを仕掛けます。売り逃げと言われるものです。日本は美しい国なので、特にこれで損をしても買うのを勧めているわけではないので、自己責任になります。しかし利益は仕掛けたものの大きな利益になります。ルフィーの儲けなんか可愛いもんです。
結果は。。。。
これが結果です。材料が出て投資するのは危険が伴いますので気をつけてください。
初めのうちはこういったトラブルに巻き込まれますが、わかってきます。対策は近付かないことです。一攫千金も考えられますが、トータルでは負けます。その時2万勝って、次の日に3万負けるといったことはザラにありますが、大抵は安易な推測で行うので、負けるようにできています。ですので初めは100株単位でトレードすることをお勧めします。
今回はここまでです。
このシリーズは不定期ですが、ドンドン書いていこうと思っていますので、よろしくお願いします。