株を動かすもの
株を買う時にいいニュースがあれば上がるのではないか?と思ったら、暴落したという経験がありませんか?
株を動かすは材料ではないという発想をしないと利益が出ないと言われています。
私も含めよくある出来事を挙げてみましょう。
- 高くなっている株をまだ上がると思い、高値つかみしてしまう。私もジャンピングキャッチがオリンピック競技にあれば、金メダルを取れる自信があるほどやっています。
- 少し上がったところで、値下がりを考えて、売ってしまったら、スペースシャトルのように上に飛んでいった。
- 買ったものが下がって、上がるまで待っていると、そこが抜けたように果てしなく下がる。
- ムキになりナンピンを3回以上繰り返す。
- ✖️推奨で決算がいいからとか、革命的銘柄とか、私をみろとか、煽る銘柄で損失が出た。
- なんとなく、知っている企業だからという理由で株を買ってしまう。
- 安くなったら買おうと思ったら、そのまま飛んで行った。
これは普通の思考です。しかしこの普通から抜け出さないといけません。
みんなと同じことをしていると、成功しないのが相場です。
大切なことは材料だけで株価が動くわけではありません。
重要なことは、材料そのものではなく、その材料を受けて人々がどう反応するか?を考えることにあります。
投資家の心理を読む必要があるのです。
投資心理を読むためには、まずは敵を知らないといけません。
チャートの動きを見ながら、相手が何を考えているのか想像する必要があある。
闘う相手は投資銀行、ヘッジファンド、大口の株主、ベテランの投資家など様々です。
よくあることで材料が出ていないのに株が動くことがあります。その時は注意が必要です。
売買の中で確約する意思がないのに大量の注文を出すことを見せ板と言います。
これは見せ板の例ですが、単純に考えると
売り手は970円から990円では売れるけれど、できれば高く売りたい。
買い手は990円までは買われてしまう。
その結果、株価は1000円以上の値を示します。
しかし、970円から990円の注文が全部うその可能性があります。
自分で買った株価の価格を釣り上げたいばっかりに、見せかけの注文を出して、確約しそうになったら即座に注文をキャンセルさせるやり方です。
最終的に株価が1000円を上回ったところで売り、儲けるわけです。
この場合は売りを検討することが大切ですが、なかなか巧妙ですので、実際に板を見て慣れていくしかありません。
下記は仕手株の王様、アースインフィニティです。最高益で株価が半分にされてしまった、超支配株。美しい国日本はノーチェックです。
出来高は82万株しかないのに、売りたい人は100万越え?何年かすれば少しは上がるかもしれませんが、買えば地獄まで連れて行かれます。10000株とか買ったらダメですよ。買えば買うほど落とされます。本気出せば過去30円切っています。私たちが大損した後に上がっていきます。時間の無駄です。奇跡が起きて、300円になって空売りしたら600円になりかねませんが、300円で大量に買えば一瞬で100円になるような、儲からない株です。
しかし、こういったことも、失敗して覚えていくものなので、なかなか注意できないと思いますが、失敗を繰り返さないように、こういった株を取引しないことが一番大切です。
仇討ちは絶対に勝てません。倍返しされるだけです。
やらないことが勝利と考え、無視して自滅させるのが勝ちですが、✖️で煽ったり、少し上げたりして誘うと思いますが、カモがネギも、鍋も、ポン酢もカセットコンロまで持ってくるようなものですのでやめましょう。