トンピンさん銘柄の特徴
今回は直近の銘柄で特殊な動きをしたビューティー花壇さんについて書いていきたいと思います。
この銘柄は過去にも急騰した銘柄で注目を集めました。
今年の1月は300円前後でした。
ここは、トンピンさん銘柄になり、本人がツイッター（x）で呟やき、フォローを入れると。。。
何と2409円に！
その後大きく急落、1000円前後をウロウロしていました。
何か材料があったのでしょうか？
5月17日がピークですので、調べてみると６月に決算発表でしたから、業績が織り込まれたのかというと。。。
黒字ですが、大きな増益という事ではないようです。
300円が2400円になって、1000円になった。前向きに考えれば、初めの価格よりは３倍高い。そう思うしかないです。
しかし、この株の動きでは、利益を得た人数より、大幅に損失を出した人数がはるかに多いわけです。
株は自己責任です。強制されて買うのではなく、自分の意志で決定されるもの。
被害者が出てるではないか？となりますが、ご本人が薦めたわけではありません。呟いた、独り言という大変素晴らしいスタンスですので、美しい国日本では違法ではないということになります。
ホワイトなことなのかということですが、純白では決してないでしょう。しかし日本ではクロという言葉のもと判断します。
限りなく黒に近いベージュという村上龍氏のタイトルのような状態ですので、知らぬ存ぜぬで道理が通ってしまうのが株の世界です。
お金が動くところです。様々な人間模様があって当然であります。
つまり、著名で成功した投資家さんが影響力という力を自覚しながら、✖️で呟くということを通して、話題性をさらい、自主的に積極的に大勢が株を買い、上がったところで売り抜けるというスタイルで大金を得るという、闇バイトの人事部も羨ましがるほどのスマートで華麗なビジネススタイルを築いています。
成功し、選ばれし者のみが獲得出来る世界。必ず勝てる方程式です。
ではルールはしっかりあるのか？
株は買う人は売る人がいないと成立しません。フェアーな世界です。これを受給関係と言います。つまりトンピンさんと同じ動きをすれば勝てるわけです。
勝算はあるのか？
通常の株の場合は、仕手株とはいえ、業績や材料、IRを武器に相場が動きますが、こういった極端なものは予想は立ちません。
それは、能力がないという考えもありますが、東大の主席で卒業しても100％予想が当たる事はありません。
空売り残の踏み上げ、増し担保などある程度はありますが、こういった株ははっきりいって触覚が外れた生き物と同じです。
まさに感覚を中心とした動きとなります。
では、簡単に当てられると見下したような発言はどこから生まれるのか？
それは仕手側の動きがわかっている仲間です。
こうした銘柄は決してキャリアが長いとか、投資経験が長いとか、能力があるとか、優秀だとか、株の事は全てわかっているとか、努力しているとか、わからないなら株やるなと発言する自身マンマンな自称天才的トレーダーたからと言って、わかるものではありません。
最後の幕引きの空売りがどこで入るのかを当てれない限り勝つことはできません。
チャートを見る限り、突発的に上がったところが一番天井でしたから、そこで買った人は全員損です。
現実的には上がっていますが、陰線が多いです。チャンスはあると思って数回は勝てるかもしれません。しかしチャンスは多くありません。どう見ても下がっていくチャートです。
しかし、上がった当初はどこまで上がるかもわからないので、さまざまな憶測が立ちます。
暗闇を歩くような株ですから、一寸先は闇です。
しかし、これだけ上がっているから、もっと上がるかもしれない思わせる動きもしてきます。
残念ながら、買っている時はいいことばかり予測してしまうものです。昨日は下げたから大きく上昇するだろうといった、根拠のない身勝手な予想をして、夢を見てしまうわけです。
自分は大丈夫という方は相当運がいいと思いますが、この運は根拠のない再現性が伴わないものですから、失敗したときに大変な損失になる可能性があります。
新たな仕掛けをするようになった
急騰から株価が落ち着いた状態が続きましたが、８月23日に午前中大きく下落しました。
ストップ安なのか？このままいくと張り付いたらマズイという心理から大きく売りが拡大しました。
そしてその後・・・・？？
価格が戻り、価格が寄らず取引ストップ。ここで961円
その後、最後の数分で価格が寄り、急激に上昇・・・
1317円で終了。
いったい誰が買えたのでしょうか？
正気の沙汰ではない。夜間取引はドリームを求めて大スパーク！！
なぜ、株価が上がったかというと、特にIRが出ていることもないし、会社自体の売上利益が拡大したわけでもない。
トンピンさんがビューティー花壇をTwitter（X）で再フォローをした。これだけの理由です。
さらに株価は上がると思った投資家が、夜間取引に殺到しました。
15時までの株価は1317円。
夜間は市場が閉まっているのに上昇し1609円まで上昇。
まいゆきはヘリオステクノで18万損失を抱えましたので、今回は買いませんでした。
そして、8月24日を迎えます。
夢が詰まったドリーム株 ワクワクの当日
とうとう運命の日が来ました。
さあ夜間が1609円。以前の2600円に向かうのか？
それなら、100株でも10万の利益です。まさにドリームです。
9時！とうとう始まりました。
おー！！いったかー！！！
昨日、１５時では1317円だったから、４０円UPのスタート！
ん？
25分間連続陰線？
我慢できず売り、損切りの連続で1112円まで下落。
1600円で買っていたら、100株で48800円の損失？
しかし下髭付き陰線！！ 売らずに少し様子を見よう。
お！！
ハイ！！今からが本番ですね！！ 1293円まで回復。
あれ？
1051円・・・。前よりひどい。
いや！窓埋めはするはず。
うんうん、やっぱり予想通り。1247円まで回復。これからです。
夢のまた夢
窓は埋まりました。
結果は。。。
窓は埋めただけで、その後落ちて終了。株価は1100円
1600円で200株買っていれば10万の損失・・・。
いや、明日は上がる。
翌日は・・
ダラダラと推移して1094円で６円安で終わりました。
売らずに待つ人、損切りした人、どちらにしても前日夜間で買った数十万人はブルーな週末となりました。
この状況をどう判断するか？
このブログを見て、それでも挑戦しようとする方に対して特に止める事は致しません。絶対勝てないわけではないですから。
しかし、急騰してから話題になっている現実があり、その話題に乗った人はほぼ損失ではないでしょうか？
株でよく言われる事は９割が損をするという誰も数えたことがない言葉が存在します。
まさに９割が損をして１割が９割の利益を得る事例がこの取引にあります。
安く買い集めておき、株を釣り上げて話題をさらい、夜間で価格を上昇する中、夢を見せ買う衝動を提供し、その夜間で上がった所を売却する。ここで大きな利益が生まれる。ここでも９割が買い、１割が売って利益を出す。
仮に40万人が100株ずつ買って、400円下落したところで売ると一人4万の損で、４０万人だと40000 X 400000＝16000000000円
160億の損失が出たということは、160億儲かった人が存在するわけです。仮に１％だったとしても1.６億が手に入ったことになります。
そして、翌日は大きく売りと空売りを仕掛け、往復で儲かる。
往復したら3.2億です。
誰が儲かるためにやっているかを考えれば答えは明確です。私たちではない事は確かな事です。損をさせないと仕掛け側は儲かりません。
しかし残念ながら、全て自己責任で行われるもので、受給関係で正当に取引しているので問題がない。これが現実です。
そしてこれがビジネスモデルです。これを商才や一流投資家というなら悲しくなる現実です。
著名な相場師と言われていますが、これが現実です。
しかし、アースインフィニティ、海帆、ヘリオステクノなど同じような過程を踏んでいますが、自己責任で買う人は後を立ちません。
1600円を付けた夜間取引時はYahooファイナンスの掲示板は買わないように注意奮起の書き込みが殺到していました。
通常は大量に損失者が多いので、被害者と言いたい所ですが、被害と言っても買うように強要しているわけではないので、誰にも言っていく事はできません。
まいゆきは現在は損失はなくなり、プラスで推移するようになりました。
成功事例は簡単です。このような銘柄に投資しない事です。
自分で考えて銘柄を選んだ方が、利益は出ます。
また、同じようなことを仕掛けるかもしれません。
損をしないとわからないと思いますが、現在得をしていても、投資能力は上がりません。
能力が上がらない限り、再現性がないわけですから、大きな損失をする可能性があります。
特に初心者の方は、余剰資金でやるのはいいですが、必要資金なら注意して投資してください。
今週は上がるのかはわかりません。しかし予想が全くわからない状態です。上がっても運と感情だけが材料です。適正価格がイメージできないと思います。むしろ高すぎるという評価が大半だと思います。
一時はまた上がるかもしれませんが、根拠がない上昇ですから、売り抜けられらたら止まらないと思います。現実はTwitter（X)のフォローが外れたら大幅に下がる可能性が高い株です。
それならしっかり自分で銘柄を探して負ける方が、価値はあります。
お金は大切です。しっかり根拠のある投資をした方が、勝てるのは間違いありません。
最後は真剣になってしまいました。
これを読んで頂いた方が少しでも気をつけていただければ幸せに思います。
最後まで読んでいただきましてありがとうございました。
