投資企業ソフトバンク 孫正義氏の言葉

投資

今回は投資会社のイメージも定着したソフトバンク 孫正義語録を書いてみました

日本を明るくする大ボラのススメ?

大ボラ=非常に前向きでポジティブな意味である。高い目標を自分で掲げて、十分できるという確証がない時でも、最初に思いを語る。

その時点では具体的な計画は綿密に練られてないので、その段階ではあくまでもホラである。

でも、その願望が強くあれば、アイデアが続々出てくるし、お前を助けてやろうという人も現れる。

小学生で初ボラは、もし大人になって事業家になったら、球団ぐらい持たなあかんなといっていた。30年後に本当になった。

2004年 ダイエーホークスを200億で買収。

大ボラ 豆腐のように?

1981年 ソフトバンク設立。従業員は孫社長とアルバイトの2人のみ。

そこでついた大ボラは売上げを豆腐のように数える企業になる。

つまり一兆 二兆と数えるようになりたいということ。

これが24年後、2005年売上げ高 1兆円を達成。

さらにもう一丁

今度は利益で1兆、2兆と超えれる企業になりたい。

現在では、8社が利益を1兆出しているが、当時はトヨタとNTTしかなかった。

それを発言した時は4年連続の赤字の中での大ボラだった。

しかしこの10年後、NTTが118年、トヨタさんが65年で1兆円を達成する中、ソフトバンクは35年で史上最速で営業利益が1兆を超えた。

10年で追い抜く

2006年、携帯電話事業に参入。ボーダホン・ジャパンを約2兆円で買収。当時ボーダホンは17%のシェアーの企業だった。NTTが56%、KDDIが27%の時だ。

ここで孫さんが放った大ボラは10年以内に必ずドコモを超える。もし10年以内にドコモを超えられなかったら、腹を切る。

当時の利益はNTTドコモが8326億、ボーダホンが763億の10倍の差があった。

ここで、スティーブ・ジョブズとの交渉で事態を大逆転へと導く。交渉はシンプルに1回。

それが I phoneの日本市場独占販売だった。

さらに2013年、アメリカの携帯電話3位スプリントを買収。

売上げ純利益ともにドコモを抜いた。(ソフトバンク1.09兆 NTTドコモ 8192億)これを見るとドコモは全く利益は以前と変わらない、経営者が違えばここまで差が出てくることがわかる。ドコモはアップルに交渉にいけばよかったとしても、スティーブ・ジョブズの交渉を成立させたのはやはり、孫正義しかないのだ。

さらに大ボラ

トヨタを抜いて、日本で圧倒的な1位になる。

300年間、生き延びるのではなく、成長し続ける。

ボーダホン買収の時思ったこと

2兆で買収した時は悲壮感の塊。

これ、失敗したらどうしよう。当時は4年間大赤字出していた直後だった。

手元には2000億しか資金がなかった。

あと1兆8000億足りない。どうしようか。

大体無謀の連続だった。崖っぷちを自転車で歩いていく。普通は転けたりしてなかなか危険。でもこれをずっとやっていると、崖っぷちの名人になる。それはそれで、得意技になってくる。

ドコモを超えなければ腹を切ると言った真意は、本当は言うつもりはなかった。最初は買収して直後に、当時の代理店の社長たちをズラーと前にしてみると、不安な顔をしている。みんな大丈夫かと・・・。

しかしやる以上は、絶対抜くぞ。と言うことをつい言ってしまった。ではそれができなかった時、自分はどうするんだ?どのくらいの覚悟があるか考える。もちろん失敗したら、会社が潰れるような大きな博打。

しかし、そのくらいの悲壮な覚悟、決意は結局は困難をなんとしても乗り越えるという、執念みたいなものなると思うし、それが経営会議などで、伝搬していくのだと思う。

言葉にすると言うことが大きと思う。

言わない方が楽。自分を追い込まなくて済むから。

言うと言うことは一番最初に聞いているのは誰かというと、自分の口に一番近いのは自分の耳。つまり、自分に一番頻繁に言っていることになって、そうすると常に、言った以上にやらなきゃってずっと考え続ける。

ベンチャー精神

年商が100億でも200億でも安定的に経営できるようになったら、それは安定だと思う。

その規模がなんであれ、まだ全然安定していない、まだまだソフトバンクは入り口。

まだ100倍くらい大きくしたいと思っている。そう考えると、まだスタートしたばかりだと思う。だから、まだアクセルを踏み続けないと、遠い。まだこの程度しかできていないと思う。

遠くに目標とか願望があって、虹を見て、あの虹の根っこはどこにあるのかと探しにいく感覚に近い。その時のドキドキ感、ワクワク感が楽しいし、それだけ情報産業は大きい。テーマがものすごく大きい。

新しい技術は志を共にする人たちが、いろいろな角度で刺激し合えばいい。

AIについて

人工知能の研究をやっているが、何に使っていいのかわからない人が多くいる。

ペッパーが広まれば、加速的に人工知能のプログラムが作られていく。

ペッパーは198,000円というパーソナルにパソコン1台を買う値段にこだわった。

しかも、その上に作るアプリケーションソフトを誰でも作れるように、オープンなプラットフォームにする。そうすると加速度的に研究開発が進む。

最初にパソコンに巡り合って、ビルゲイツもスティーブ・ジョブズもみんな興奮して魅了された人たちがパソコンの世界を広げていった。

ロボットもパソコンと同じぐらいの値段で買えて、誰でもプログラミングができて、そのプラットホームがオープンに公開されると、そこに重要な進化の突破口があると思った。

日本という国の国家戦略として考えたときに、中国が日本のGDPを抜く。(現在抜かれてます)つまり、労働人口が多いということが、国力の差になっていく。

日本は人型ロボットを作るのは、世界一得意。

仮に10億台、日本に人型のロボットができて、それが産業用ロボットとして、生産工程のあらゆる部分で活躍すると、少なくとも、産業の分野において、日本は人口が少ないから負けても仕方ないと諦めている部分があるが、少なくともまだ、ラストチャンスとしてはありうる。

i Phoneは人間じゃなくほとんど中国でロボットが作っている。

人間で作るより、やすいからロボットを使ってるの?と聞いたら、違うと答えられた。

なぜなら、人間の手ではもはやi Phoneは精密すぎて、組み立てられない。

つまりある意味、人間を超えることが、産業用では起き始めている。

まとめ

この語録は2014年のものですが、十分いまの時代に通用する発言です。今や投資の世界にいったソフトバンク。当ブログでも常にフロンティア精神を持たないといけないことがわかりました。

今回はここまでです。最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。

 

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