中国景気好転
中国の景況感が半年ぶりに好転
中国のPMI=製造業購買担当者指数が9月は50.2と0.5ポイント改善
好不況を判断する節目の50を6カ月ぶり上回る。
電気自動車など好調な分野がけん引
不動産 中国
経営再建中の中国不動産大手中国恒大集団は創業者の許家印会長が当局に拘束されたことを公表しました。
違法犯罪に関わった疑いで法に基づく強制措置
香港証券取引所は28日恒大の株式取引を停止
中国 日本へ旅行が人気 9月29日から10月6日まで
中国では29日から10月6日まで、建国記念日にあたる「国慶節」に伴う8日間の大型連休がスタート
2023年は、中国政府の「ゼロコロナ」政策が終了して初めての国慶節ということもあり、延べ20億5,000万人が移動すると予想されています
連休での海外渡航先の人気は、日本が1位となっています
中国政府は、東京電力福島第一原発の処理水を巡って日本非難を続けていますが、日本への団体旅行の解禁や円安などで、日本への旅行も増えてきている
大型連休に期待するのが不動産業界
大型連休を利用して、観光しながら高額物件を見学に訪れる中国人が大勢いる
昨年比で問い合わせ数が40%増加し、ユーザーが25%増えた会社もある
コロナ前は投資目的だった
現在は円安を受けて、長期滞在のために日本の物件を購入する場合も多い
出光興産
“給油機能のない”新業態の1号店を、来月7日にオープンすると発表
新業態では、既存の給油所を洗車や中古車の販売など、自動車関連サービスの店舗に切り替え。
長期的なガソリン需要の減少を見据えた戦略の一環で、2030年までに、およそ250店舗の展開を目指す。
電気代値下げ
大手電力10社が11月の家庭向け電気料金を発表し、8社で、10月より値下げとなりました。
1月の家庭向け電気料金について石炭や液化天然ガスの輸入価格の下落や、電気代への政府の補助が継続で値下げ
最大の下落幅となったのは沖縄電力の151円で、中国電力128円、東北電力91円
政府の補助が続く2024年1月分までは、値下がりか、ほぼ横ばいとなり、家計に恩恵がある見通しです。
関西電力と九州電力を除く
新素材ブリュード・プロテイン
スポーツアパレルメーカー「ゴールドウイン」はバイオベンチャーの「スパイバー」と共同で開発した微生物由来のタンパク質、ブリュード・プロテインを素材に用いたアウターなどを29日発売
ブリュード・プロテインとは微生物を培養して作ったたんぱく質
アパレルで使用するために繊維状に加工しました。
分解されやすいため、マイクロプラスチック排出の課題解決など環境負荷の低減につながると期待されています。
トヨタ自動車好調
生産・販売ともに8月として過去最高です8月として過去最高
世界生産台数は、1年前に比べて4.1%増の79万8,771、8月として過去最高
販売台数は9.8%増の85万3,285台
半導体不足の緩和に加え、堅調な需要が生産を押し上げました。
世界生産が、前の年の実績を上回るのは、8カ月連続
北米でハイブリッド車などの売れ行きが好調
軽自動車を含む国内販売が45.5%増
7カ月連続前年越え
日銀
現在、0.5%程度に抑え込んでいる長期金利の操作について、金利が上昇しても1%までは容認するという柔軟な運用に見直し
長期金利の事実上の上限は1%となります。
金融機関が日銀に預ける資金の一部に0.1%のマイナス金利をつける政策については、維持を決めました。
物価上昇の見通しについては今年度はプラス2.5%と大幅に引き上げ
2024年度はプラス1.9%と引き下げました。
9月の短観=全国企業短期経済観測調査で大企業製造業の景況感が2期連続で改善
大企業製造業の景況感を示す業況判断指数は、前回6月から4ポイント改善しプラス9
改善は2四半期連続で、自動車生産の回復が寄与
大企業非製造業では4ポイント改善してプラス27
改善は6四半期連続でおよそ32年ぶりの高い水準
石油・石炭製品を見ると大企業のプラス14に対し、中小企業はマイナス15と悪化
大企業に比べて中小企業では価格転嫁が進みにくい状況