価格と出来高の基本
価格と出来高の基本の法則をVPAと言います。
VPAとは出来高をもとに値動きの裏付けを分析し、市場の変化を察知する分析法です。
VPAの基礎となる考え方がワイコフの基本3法則があります。
需要と供給の法則
本当に基本的なことですが、需要が供給を上回る時、価格は上昇する。
原因と結果の法則
結果(値動き)を出すためには、原因(出来高)が必要で、結果(値動き)は原因(出来高)に正比例する。
努力と結果の法則
努力(出来高)の結果として価格(値動き)が伴う。これが正しければ、市場は本来の動きをしている。
ここがポイント
努力(出来高)の結果として価格(値動き)が伴わない。市場は本来の動きをしていない。
ここが今回の学ぶところになります。
VPAでロウソク足を分析する方法
引用 レオン投資TV様
パターン1
ロウソク足の実態が大きいので出来高も大きくなる。これは普通の現象なので、マーケットの操作はなく、同じ値動きが継続する
パターン2
ロウソク足が大きいのに出来高が小さい。おかしいですね。仕手筋なら市場のセンチメントを探っている。つまり反転の警告が出ている。
パターン3
ロウソク足が小さいのに、出来高が大きい。おかしいですね。反転の警告が出ています。
パターン4
ロウソク足が小さくて、出来高も小さい。仕手筋の介入可能性は低い。トレンドが弱いという判断ができます。
VPAでチャートを分析する方法
通常のパターン(出来高と同時にロウソク足も同じように推移しているパターン)
問題視するパターン
このように、上昇しているのに出来高との乖離が伴う場合は、仕手筋の売り抜けが始まっている、また買われすぎが生じていると分析できます。
また、どんどん下がっているの出来高が少なくなる場合は、仕手筋が買い集めている可能性が高いと予想されます。
まとめ
市場では必ず仕手筋が存在します。
ロウソク足だけでは、騙しも見抜きにくいですし、100%確実な方法はありませんが、そのチャートの特色を分析する上でも、有効なことだと思います。
実際のトレードで実践していくのですが、アルゴが働いている銘柄では、違う動きもありますので、そういう銘柄はやらないようにしてください。
まいゆきも1週間、ある銘柄をデイトレした事があるのですが、意図の全く逆方向に大きく騙し、損切り後に上昇するような銘柄があったのですが、深追いは避けた方がいいと思います。以前よりアルゴのプログラムは質の悪いバージョンUPをしていますので、しっかり分析した後、騙しにあっても勝てる、再現性のあるトレードを行う事が大切です。
次回はさらに深掘りしていきます。
最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。