PBRで割安株を選定できました。しかし・・・
PBR(株価純資産倍率)は帳簿の価値
そこで帳簿上の価値がどれぐらい低く評価されているのかを判断し、割安株を選定すると前回に説明しました。詳しくはこちらから
今回は資産価値は低い、つまりここで割安株は選定できる。
しかし、本当にそこが上がる可能性があるのか?
2023年4/28現在 PBRの1倍割れ企業は日本に43%あります。1倍から2倍が29%、2倍が29%です。アメリカのS&P500(主要500社)は7%です。
それを知るためにROEを使います。
ROEとは?
ROEとはeturn on Equity(自己資本利益率)のことです。
企業の収益性を測るための指標
ROEは、企業が自己資本をどれぐらい程度効率的に利用して利益を生み出しているかを示します。
なぜROEが大切なのか?根拠は?
①私たちの目的は割安株を見つけること
②PBRを使って、ワースト10をとり、見つけてきた。
③しかし未来に向けてこの株がどうなるかわからない。
④これからPBRが上がってこないと意味がない
⑤何か材料はないのか?
以上の4点です。
ではここで3つの言葉があります
①PBR(帳簿上の価値=株価純資産倍率)です。
これでワーストを抽出し、割安株を見つけました。
②PER(株価と利益を考える数値=株価収益率)です。
割安株ですから人気がない株です。買ってないから、人気がない。
これを見ても参考程度になる。企業努力で上げにくい。
③ROE(自己資本をどれぐらい程度効率的に利用して利益を生み出しているか=自己資本利益率)です。企業努力で上げやすい
では、根拠は?
PBR(帳簿の価値)
=PER(株価は市場が決める)✖️ROE(企業努力で上がる)
PBRは株と企業努力の掛け算です。つまり、POEを見れば、将来性がわかる。
リスクを取るにしても、分析しやすい指標がPOEです。
あらためてポイントをシンプルに
PBRは低いのにROEが高い企業なのに株は安い
株式市場では評価されていない
ここに注目すれば割安株の選定もうまくいくと思います。
実際に検証してみました
この表は
①2022 12/16時にPBRのワースト10の企業をリストUP
②4ヶ月後の2023 4/26にどうなっていたかの結果です。
③そこに現在の株価と現在のROEを表示しています。
①たまたまかもしれませんが、全て4ヶ月で株は上がっています。
②ROEは8位(当時ワースト7です)の日本製鉄の20.47%、株も2,261円から2,872円に上がっています。
これは日本製鉄のグラフです。データー通り4ヶ月で上がっています。
これを見る限りは割安株とROEの分析は十分使えることがわかりました。
過去からの分析は成功した。今の現状はどうか?
下記が2023 4/26のPBRのワースト10です。
ここではROEが10%のSMKさんを見てみます
ここではROEが10%のSMKさんを見てみます。
PBRは0.49%
業績はこちら。
下記が今日がこのチャート。
朝は、平行移動線も動きがない。ここで買うのは危険
MACDが11時に下がるサインを出しています。
MACDがシグナルを上回ったところで買い。理論通りです。
決算が週明けには発表されてそこ次第ですが、この下がったところはチャンスです。決算数字はあらかじめ、数字として織り込まれていますのでものすごく上がることは考えにくいです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は実験、検証、結果に基づき、分析してみました。
このブログは初心者の方向けに発信しています。
初心者でもわかりやすいブログを今後も書いていきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。