アメリカ ADR
NYダウが前週末比231.86ドル安の3万7361.12ドルと続落
FRBのウォラー理事が講演で、インフレが再燃しなければ今年の利下げは可能としながらも、過去のような急速な政策修正を実施する理由は見当たらないとの見解を示した。
金融市場はFRB高官が早期の利下げ観測をけん制したと受け止め、金利に上昇圧力が掛かり、株式相場の重荷となった。
ナイキ <NKE> やシェブロン <CVX> が売られ、ボーイング <BA> が急落。
モルガン・スタンレー <MS> が水準を大きく切り下げたほか、アンダー・アーマー <UA> が軟調に推移し、スピリット航空 <SAVE> が大幅安
ゴールドマン・サックス・グループ <GS> は底堅く、ウォルト・ディズニー <DIS> とベライゾン・コミュニケーションズ <VZ> が上昇
ナスダック総合株価指数は28.413ポイント安の1万4944.347と7日ぶりに反落
アップル <AAPL> が下落。メタ・プラットフォームズ <META> やネットフリックス <NFLX> が安く、ペイパル・ホールディングス <PYPL> が下値を探る展開
アドバンスト・マイクロ・デバイシズ <AMD> が急伸し、エヌビディア <NVDA> が堅調。
シノプシス <SNPS> やマイクロン・テクノロジー <MU> が買われ、デジタル・ワールド・アクイジション <DWAC> が高い。
野村HD<8604>、みずほFG<8411>、三井トラスト<8309>、日産自<7201>、三井物<8031>、コマツ<6301>、TDK<6762>などが上昇し、全般買い優勢。
先物は根強い
円安
予想レンジ:3万5400円-3万6000円(16日終値3万5619円18銭)
17日の東京株式は、反発後もしっかりか。
結果
日経平均は続落、信越化やファーストリテが2銘柄で約57円分押し下げ
全くしっかりしてなかったですね。
日経平均株価はきのう16日に下落した反動や、シカゴ日経平均先物の円建て清算値が、16日の大阪取引所清算値比205円高の3万5855円だったことから、買い先行スタートとなりそう。
直近の上昇に乗り遅れていた投資家も多いとみられ、堅調な値動きが見込まれる。
結果
東京市場は買い優勢で取引を開始
フィラデルフィア半導体株指数が先週末比で1%超上昇したことなどから日経平均は上げ幅をじりじりと拡大。先週末に算出された1月限オプション特別清算数値(36025.97円)を上回った。
10時30分頃にスタートした中国株の下落
11時の中国経済指標発表後、上海総合指数、香港ハンセン指数ともに下げ幅を拡大
日経平均、TOPIXは上げ幅を縮小。
先物市場では売りが膨らみ、大型株中心に利益確定が強まった。
大引けにかけて下げ幅をやや広げたことから、日経平均、TOPIXともにほぼ安値引けとなった。
前日比141.43円安(-0.40%)の35477.75円
東証プライム市場の売買高は19億6260万株、売買代金は5兆2787億円だった。
為替相場は、ドル・円が1ドル=147円台の前半(16日は146円15-17銭)、ユーロ・円が1ユーロ=160円トビ台(同159円56-60銭)と、円安方向に振れており、輸出関連銘柄には支えとなりそう。
上昇予想
大幅に外しました。
結果
卸売業、保険業、小売業、銀行業、ゴム製品などが上昇
値上がり寄与トップは東エレク<8035>となり1銘柄で日経平均を約46円押し上げた。
下降予想
結果
鉱業、電気・ガス業、医薬品、化学、精密機器などが下落
寄与トップは信越化<4063>となり1銘柄で日経平均を約32円押し下げた。