東京為替:ドル・円は底堅い、142円台に再浮上
3日午後の東京市場でドル・円は底堅く推移し、142円台に再浮上
取引レンジは、ドル・円は141円86銭から142円18銭
1月2日のアメリカ 中国
ダウはいいですが、NASDAQは低迷、ハイテク株は弱いのか?
ハンセン指数は中盤まで下落率1%付近の狭いレンジで推移。
前日のNY市場で米長期金利の上昇を背景にハイテク株が売られた流れを引き継ぎ、幅広いセクターで売りが先行した。
1月3日のアメリカ
早期の米利下げ観測が後退したことを受けて反落
優良株で構成するダウ工業株30種平均は前日終値比284.85ドル安の3万7430.19ドル(暫定値)で終了。
ハイテク株中心のナスダック総合指数は173.73ポイント安の1万4592.21で引けた。
リッチモンド連銀のバーキン総裁が講演で、追加利上げの選択肢も依然あると言及したため早期の利下げ期待が後退寄り付き後、下落。
長期金利の上昇でハイテクも売られ、相場を押し下げた。
結果は日本もルネサス が下落
終日軟調に推移し、連邦準備制度理事会(FRB)が公表した連邦公開市場委員会(FOMC)議事録でも長期にわたり金融引き締め策を維持する方針が再確認されると、終盤にかけ下げ幅を拡大し終了。
2024年相場は米国の利下げ観測との距離感を測りながら、日経平均株価は上値を試す展開となりそうだ。
これから成長する銘柄
次世代電池「EV向け中心に需要拡大期突入へ」
トヨタ自動車 <7203> [東証P]が27年ごろに全固体電池を搭載した電気自動車(EV)を投入する方針
全固体電池は従来のものと比べ液漏れによる発火リスクが低く、構造がシンプルで小型化や大容量化がしやすいのが特徴
マクセル <6810> [東証P]~全固体電池の売上高目標300億円
オハラ <5218> [東証S]~全固体向け材料「LICGC」で成長へ
前23年10月期は販売減や原料費高騰の影響で営業減益となったが、今期は2割増益と回復を予想。
クオルテック <9165> [東証G]~固体電解質向け計測治具を開発
自動車業界向けを中心に電子部品の信頼性評価試験を手掛ける
主要顧客にはデンソー <6902> [東証P]や富士電機 <6504> [東証P]
受注状況が順調なため、24年6月期通期の2倍増益見通しに変更はない。
【AI・半導体】
先端品の需要拡大
3次元積層で商機広がる
今年の半導体製造装置市場は2年ぶりに回復
25年には過去最高の1240億ドル(これまでの最高は22年の1074億ドル)となる見込み
国内では巨大半導体工場の建設計画も相次いでいる。
米国では利下げ観測の強まりに伴って米長期金利に低下圧力が掛かり、グロース株優位の地合いが期待されるなか、 生成AIに関連する分野で事業を展開する企業に投資家の関心が集中する形となりそうだ。
AIメカテック <6227> [東証S]~生成AIサーバー分野で受注に追い風~
タツモ <6266> [東証P]~3次元パッケージ化進展で成長期待膨らむ~
栗田工業 <6370> [東証P]~最高益計画で連続増配銘柄の評価高まる~
ADR 1/2
ADR 1/3
結果
上昇予測
結果 全て的中
結果
海運業、石油・石炭製品、鉱業、医薬品、鉄鋼などが上昇
値上がり寄与トップは第一三共<4568>となり1銘柄で日経平均を約13円押し上げた。
同2位はKDDI<9433>
アステラス薬<4503>、ネクソン<3659>、テルモ<4543>、豊田通商<8015>、トヨタ<7203>などが上昇
下落予想
結果
ナスダックの下げと連動してルネサスは的中
残りは地合いが初めに大きく下落し、場中では上昇していますので、全体的に下落せず上昇
電気機器、精密機器、その他製品、サービス業、機械などが下落
値下がり寄与トップは東エレク<8035>となり1銘柄で日経平均を約124円押し下げ
同2位はソフトバンクG<9984>
アドバンテスト<6857>、ファーストリテ<9983>、信越化<4063>、レーザーテック<6920>、リクルートHD<6098>などが下落
ジェイテクトは上昇予想
結果 的中しました
予想レンジ:3万2900円-3万3400円(12月29日終値3万3464円17銭)
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、同29日の大阪取引所清算値比385円安の3万3065円
結果
175.88円安(-0.53%)の33288.29円
現地3日の欧米株式が下落した動きを受け、売り先行スタートとなりそう。
結果
大発会の東京市場は、米国株安や1月1日に発生した能登半島地震の影響などが嫌気されて、売り優勢でスタート。
1日に「令和6年能登半島地震」が発生したことから、災害復興に関連した銘柄に物色の矛先が向かう場面も想定される。
結果
売り一巡後は、復旧・復興を見込んだ買いが建設株など関連銘柄に入るなど、地震による相場への悪影響は一時的との見方から、日経平均は下げ幅を縮小
為替相場は、ドル・円が1ドル=143円台の前半(12月29日は141円39-41銭)と円安に振れる一方、ユーロ・円が1ユーロ=156円台の半ば(同156円45-49銭)と小動き。
対ドルでの円安を受け、輸出関連銘柄には見直しの動きがみられそう。
結果
1ドル143円台後半と大納会時点よりも2円強円安ドル高が進行したことから、トヨタ自<7203>など自動車株は総じてしっかり。
3日のADR(米国預託証券)は円換算値で、高安まちまちながら、アドバンテス <6857> 、ローム <6963> 、東エレク <8035> などが、12月29日の東京終値に比べ安い。
結果
アドバンテス 4615 -182
ローム 2704 +2
東エレク 24005 -1250
今日は基本ご祝儀相場でした。