[FX、株式投資初心者向け] 第5回 取引手法をわかりやすく解説します

投資

取引手法の種類

取引の手法には以下の種類があります。

スキャルピング 超短期売買

デイトレード  数分から数時間のトレード 1日で完結型

スイングトレード 数日〜数週間売買

長期トレード 数週間以上の売買

今回はスキャルピングを紹介します

①見る時間足は1分足、5分足がメインとなります。

ここで注意点ですが、短期取引だからといって、数を打つと当たるといった考えでは、100%勝てません。

その日に勝ったからといって、長い目で見ると大失敗します。

従って4時間足や日足で方向性を見極めて、戦略を練り、実行してください。

全体を把握して、時間軸を落としていってください。これをマルチフレーム分析と言います。

短期の取引でも、時間軸を変えて分析することによって、全体の流れを把握していることは、非常に大切です。

前回に書きました通り、苦手なチャートの場合は手を出さない意志も必要です。なんとなく取引に入るのは避けましょう。

②通貨ペアについては取引の多い通貨ペアを選ぶ

世界で取引量の多い通貨ペアは

1位 米ドル

2位 ユーロ

3位 円

4位 ポンド

5位 豪ドル

従って 米ドル円が一番わかりやすいと思います。

他ですと、ユーロ円、ポンド円、豪ドル円、ユーロ米ドル、ポンド米ドル があります。

各国取引の時間帯

東京市場 9時〜17時

ロンドン 16時〜24時(冬は1時間早まる)

ニューヨーク 22時〜6時(冬は1時間早まる)

スキャルピングしやすい時間帯

東京市場 9時〜12時

ロンドン 16時〜19時(冬は1時間早まる)

ニューヨーク 22時〜25時(冬は1時間早まる)

実際のトレードで大切なこと

スキャルピング取引で大切なのは、まず設定です。

①移動平均線を表示させる。今回は 10SMA、30SMAを表示させる。(21SMAと84SMAを設定する投資家もいます。これも間違いではありません。)

株投資では5SMA 21SMA  75SMAのパターンもあり、投資手法や、個人によっても分析しやすいSMAがあると思います。

②RSI(売られすぎ、買われすぎ)期間は8 レベル25 40 60 75

RSIは70を超えてくると買われすぎ、30を下回ると売られ過ぎとなります。

RSIは一つの目安にはなりますが、実践ではこれを頼りにするのではなく、あくまでもトレード戦略を考えた上で補助的に使うのが現実的です。

再現性が高い取引は経験を積みながら、覚えていくものだと思います。

エントリーのタイミング

①10SMAが30SAMより上にあること。上昇トレンドが発生

②RSIが40を下に下降していく 売りの力が強い(一時的な売り)

③次のタイミングでRSIが40から上昇していく(買い戻しが入っている)

この① ② ③のタイミングで陽線が確定したところでエントリーでロングエントリー(買い)を行う

陽線とはローソク足のパターンの一つで始値より終値の方が高いことを指します。

④損切りのポイントを設定します。直近の安値より少し下に損切りを置く。

当然ですがこれで必ず勝てる訳ではありません。勝率を考えると根拠のある取引でリスクを最小限に抑えるということです。また、機関投資家等が仕掛けてその通りにならないケースも多々あります。基本は必ず知っておかないと始まりませんが、エントリーポイントは実践、検証の繰り返しで覚えていくことが大切です。

⑤利益確定の設定はリスクリワード1:3で設定します。

リスクリワードは1回のトレードにおけるリスク(損失)とリワード(報酬)の比率を言います。

当然もっと上がるところで売却することもできますが、急下降するリスクもありますので、コツコツと利益を積み上げるパターンで、数をこなしていくのが、スキャルピングのやり方です。



MACDをどう使うか

上昇トレンドが続いている時に、いつ下落するかを分析するときに指標となるのがMACDを見て分析することも大切です。

移動平均線が上昇しているにも関わらず、MACDが中心線より下がっている現象が出ます。ここはレンジよりは下降すると見た方がいいと思います。

また、価格が上がっているのに、MACDが下がっていると言う場面もあり、これをダイバージェンスと言います。

この矛盾に関しては、予想の動きから反転することもあり、経験を積んで身につけることとなります。

基本はしっかり覚えた上で、対応のパターンは覚えていってください。

数多く取引しないと、MACD通りにやったから、全てその通りにいくと、みんな儲かることになりますが、需給関係で成り立っていますので、そこをよく考え、あくまでも相手がいることをしっかり意識する必要があります。

まとめ

いかがでしたでしょうか?当然上記以外にもさまざまな要因を考える必要がありますが、初心者向けとしてシンプル構造にしています。コツコツと積み上げ大きく利益を狙わないのがトータルで勝つポイントとなります。

大切なのは、日足を見て、時間足を見て、5分足をみて、海外時間帯の発言、ニューヨークの状況を5時に確認し、動きを確認するなど、投資家はさまざまな情報を入れています。勝率を高めるためには、情報戦も必要です。

戦いは現場を知らないと始まりませんので、少額から始めていって、覚えていくのは大切かと思います。

実践はまだちょっと・・・と思う方は、DMMにはデモトレードもありますので、そこでなれていくのもいいと思います。

今回はここまでとなります。最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。


 

 

 

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