信じられないぐらいお得な特典がついてきました②
こちらのブログは後編になりますので、前編からご購読くださいませ。
デザイン重視でmidiキーボードを59,400円で購入しました。想定外の特典がついてきまして、4台分のソフトシンセがついてきました。
前回、SY77を紹介しましたので2台目のソフトシンセから始めます。
2台目はコルグ M1です。当時の価格は248,000円でした。
このシンセは世界中のミュージシャンが使用し、当時の音楽ではM1の音は多用されていました。サウンドは当時CDを聴いているようなクリアーな音で、KORGらしい重厚感のあるサウンドから、ピアノ音色はダンスミュージックのリフとしても有名でした。日本では小室さん(マイアミからの中継のシンセはM1でした)、教授、TVでは高橋幸宏さんがM1を使用、数えきれないミュージシャンがM1は不可欠という感じでした。
私が特に注目したのはテクノを牽引していた、ケンイシイさんでした。
ケンイシイさんのファーストアルバムはGarden On The Palmです。
このアルバムはケンイシイさんがサラリーマン時代にデモテープ(この頃はカセットテープです、MDもありません、CDに焼くなんて夢の話です)を海外レーベルに送り、ベルギーの名門レーベルR&Sより、海外デビューを果たします。翌年にはSONYから国内デビューが決まりました。
このアルバムはなんとこのM1のみで制作され、アイデアがあれば、テクノ定番の機材を持っていなくてもできる。また自宅で制作された音楽が、世界で活躍できるという快挙は当時すごく夢がある話でした。
3台目はエンソニック VFXです。価格はなんと348,000円
アメリカ製で知る人ぞ知るシンセであまりTVにも出ていることはなかったのですが、実はこのシンセ、小室サウンドの要の時期がありました。レコーディング、ライブでは多用されています。
当時ヤマハEOSのイメージキャラクターでしたから、私も含め全てEOSを買えば、あのバッキングで活躍している、TKブラスが手に入ると思いましたが、実はVFXの音だったのです。
残念ながら9800円でEOSの音色カードを買った人はその音は出ないと思ったはず。
ライブでは4台EOSを並べていましたが、音はmidiコントロールでVFXから出ている場合が多かったと思います。
これを見て当時はEOSを買えば、弾いている音が出ると思いました。完全にYAMAHAのイメージキャラクターという大人の事情からこうなりましたが、鳴っている音はVFXです。
そして最後はローランド D50です。価格は238,000円でした。
使用者は世界中いますが、印象深いサウンドはレベッカの土橋さんです。キラッとするサウンドと金属製のある明るい透き通るようなパッドが印象的でした。
以上の4台の合計価格は当時の価格で113万4000円です。
今回のキーボードは59,400円で100万以上の特典ですから本当にお得です。
新品は2023年7月10日現在で、恐らく日本に数台だけあると思います。Amazonで1台新品があります。購入予定の方はお早めに。
最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。