レコードブームが本格再来しています

音楽

いつも読んで頂きまして、ありがとうございます。

今、レコードが大量に家で眠っていませんか?

今、若い層を中心にレコードブームがきています。

日本レコード協会のデータによると下記のように顕著に推移しています。

(日本レコード協会の公式サイトより引用 https://www.riaj.or.jp/f/data/annual/ar_anlg.html)

レコード、カセット、CD、MD、MP3、i tune等の配信。音楽の聴き方は、故スティーブ・ジョブズ氏によって革命的に変化し、CDは車の中にあるもの邪魔な状況まできていましたが、ここになって、所有欲求と、音楽を大切に聴くといった動きが活発化しています。

音楽家の小室哲哉さんでさえ、音楽はペットボトルの水よりも安いと答えていたぐらいでしたが、音楽デフレスパイラルは止まろうという動きが現状です。

レコードからCDが出た時になんとクリアな音なんだ!と歓喜しましたが、今ではレコードの温かみのある音がやはり人には合うのだと思います。

私はバンドや、TVのテーマ曲を作っていましたので、CDの音は作品としてはクリアな音で発信できますが、音の厚みはなかなか表現するのがむずかしかったです。臨場感はレコードの方があると思います。

CDは音はいいですが、人が聞こえない周波数をカットしています。アナログの方が、音がいいと言われる場合もあります。アナログという特性は曖昧なところが、音にとっていい倍音になり聴き心地がいいのではないでしょうか。

特に70年、80年代中盤までの音楽はレコードを対象に作られています。レコーディングの現場でレコードではこうなるだろうと予測し、仕上げています。

例えば、往年のテクノバンド、YMOのレコーディングでは、デジタルで録った音をもう一回テープに移して、音の温かみを出したという記録が残っています。ここでもレコードを意識したものを感じますし、音の厚み、柔らかさを出そうとしていることがわかります。

ハイレゾから逆行する動きは、やはりレコードサウンドが人の耳に合うのだと思います。

先日惜しくもお亡くなりになった、音楽家の坂本龍一さんの最新アルバム12はアナログ版も発売されていましたが、初回版はすでに売り切れアンコール版が作られています。価格は8800円、しかし初期版はプレミアがつき13,000円以上で取引されています。モノに価値を見出す動きが顕著です。アナログ版をリリースするアーティストは後を立ちません。

元々製作する費用対価として配信価格は安すぎたと思います。

これで音楽の価値が上がり、質の高い楽曲が作られていけば芸術も発展します。

アメリカで面白い現象

アメリカでは2022年のレコードの販売枚数(4,100万枚)が、CD(3,300万枚)を上回った

しかし、アナログレコードの購入者のうち、なんと50%しかレコードプレーヤーを所有していないという結果に

 

レコードをマーチャンダイズ感覚で購入しているリスナーが増えていても不思議ではない

つまり、聞くのはストリーミングで聴き、ある種グッズとして購入している。

このデータは衝撃だが、写真、ポートレート感覚なのだと思う。

前向きに考えれば、絵画のような売れ方をしているとなると、デザインも一層よくなっていくと思うが、本質が音楽なので、残念な感じもしますね。

家にレコードが眠っている方に朗報

逆にレコードを売る場合はチャンスな時期です。特にオリジナル版と言われるものは高額買取をしてくれます。オリジナル版とは初回に作られた版のことで、音がいいのが特徴です。また再発版は少し音が悪くなっており、買取の場合、そこが価格の分かれ道となります。発売と同時に買った場合は高額買取のチャンスです。

あとは和物、日本のシティーポップと呼ばれるジャンルは特に高額取引されています。

山下達郎さん、竹内まりやさん、大瀧詠一さん、ユーミンさん、はっぴいえんど、細野晴臣さん等、帯付きであればさらに高額になります。

レコードは人から人へ巡り会っていく特徴があります。レコードを断捨離する形でレコード店を開いている方も全国には多々あります。レコードは問屋から次から次に入ってくるものではありません。探して出会う必要があります。ここが醍醐味です。

不要になったレコードは売り、新たなレコードに出会うのも面白いと思います。

この春、ジャケットを部屋に飾り、レコードのある暮らしをしてみませんか?

最後まで読んで頂きまして、ありがとうございました。

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