[追悼]坂本龍一教授特集❶

音楽

[追悼]坂本龍一教授特集❶

 

いつも、まいゆきブログを読んで頂きまして誠にありがとうございます。

今回はファン歴30年のまいゆきが3月28日に亡くなった坂本龍一教授の思いを書いてきたいと思います。

教授との出会い

初めて聞いたのはYMOからでした。その時は坂本龍一という名前も知らずテクノポリス、ライディーンが入っているアルバム、ソリッドステイトサバイバーから聞きました。

そんな時テレビのゴールデン劇場で戦場のメリークリスマスがありました。有名なフレイズでしたがその時思ったのは音色の響きでした。音に未来感があったのがすごく魅力でした。ここで坂本龍一という名前を知ったのです。しかしYMOのメンバーとわかるのは少し先でした。

戦メリはピアノで聴くことが多いですが、シンセサイザーで製作した映画のバージョンは素晴らしい仕上がりでした。

大学はYMO、坂本龍一研究に没頭

大学ではアルバイトをして、シンセサイザーを1台買いました。ロック関係はある程度練習すれば弾けるのですが、YMOはメロライン以外はかなり優れたアレンジがされており、再現することができませんでした。ライディーンにしてもメロディは幸宏さんですが、バックアレンジは間違いなく教授であり、ずば抜けたアレンジ能力を持っていると感じました。

YMOはPOPな要素もありますが、内容はオーケストラレーションが組める高度ものですが、そう感じさせないところがとにかくカッコ良かった。

アルバムはファーストから聞いたのではなく、最初に聞いたのは未来派野郎だった。

大変POPなアルバムですが唯一教授がPOPに行ったというアルバムを聴いたので入りやすかった。最後は美しいピアノ曲で終わるので、単にPOPで終わらせない、いいアルバム。

その後B-2UNITを聞いたが、1回聞いただけではわからない内容で、前衛的な作品も作るのかと思っていたが、今となってはこの世界観は今でも通用する音作りで、特にその中のライオット イン ラゴスはプリミティブだが素晴らしいグルーヴ感があり、Ken ishii 氏を中心としたテクノカルチャーにも大きな影響を与えました。

次にBeautyを聴きましたエスニック要素が強く、沖縄の要素を含めたワールドミュージックでした。アルバムによってアプローチが全く違うものを製作してしまう。YMOの要素はほぼないものの、タイトルの通り美しい世界が繰り広げられていました。ビールの宣伝で使われたアモーレのメロディ音は尺八を使ったのかと思いましたが、シンセサイザーで作っており、作曲のみならず音色作りの面でもハイセンスな才能を持っていたと思います。

少しマニアックですが教授のシンセサイザーといえばプロフェット5です。教授は亡くなるまでずっと使い続けていました。教授の頭の中にあるイマジネーションとプロフェット5は相性抜群だったと思います。少し雲がかった音色や、派手な音、それでいて繊細なものまで、教授の曲の骨格作りには欠かせないものです。

アープオデッセイ(おそらくライディーンのリード音)、VP330(テクノポリスのTOKIO!)ポリムーグ、DX-7やフェアライト(未来派野郎で多用)と様々使っていますが、どの作品で見ても機材の能力を抜群に発揮させているところが教授たるゆえんです。

今回はここまでにしたいと思います。❷はすぐ執筆いたします。

最後まで読んで頂きまして、ありがとうございました。

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